膠原病の定義
膠原病の定義としては「自己免疫機能の異常に由来する、炎症反応や組織の破壊が発現したもの」となります。また、膠原病の中にはアレルギー性疾患しての一面を持つ疾患もあります。膠原病は約40種類あり、多くは国の難病に指定されています。治療については、近年の発展状況に目覚ましいものがあり、早期に治療を開始することにより身体症状を安定してコントロールすることが可能になっています。
膠原病の身体的特徴
膠原病には特有の身体的特徴はありません。多彩な状況を呈します。膠原病の確定診断は、検査結果も合わせた総合判断となります。下記によくある身体所見を記載しますが、わかりにくい、他の病気と紛らわしい場合も多いので、少しでもおかしいと思ったら、すぐに病院を受診してください。重要なのは、早期発見・早期治療です。
- 手足の関節痛、腫脹、変形、発赤、こわばり
- 歩行時の痛み、倦怠感
- 体温の低下、上昇(手の冷え、などの局所的なケースを含む)
- 筋力の低下、運動で身体が動く範囲が低下した、日常生活動作の支障
- 皮膚の変色