高血圧の判定
下記のいずれかまたは両方に当てはまる場合、高血圧に該当します
- 収縮期血圧:140以上
- 拡張期血圧: 90以上
特殊な高血圧
- 家庭血圧(自宅で測定したもの)が収縮期血圧135以上、または拡張期血圧85以上の人は高血圧の可能性があります。
- 白衣高血圧
診察室(病院等)で基準値を超えていても、家庭血圧は正常な場合。家庭血圧を優先して判断しますが、将来のリスクは高いので監視が必要です。 - 仮面高血圧
白衣高血圧と反対のパターン。合併症のリスクは高いので、治療対象です。 - Ⅲ度高血圧
収縮期血圧180以上、または拡張期血圧110以上の人。合併症の危険性は高いです。
高血圧の分類
- 一次性高血圧(本態性高血圧)
原因の特定が難しい - 二次性高血圧
腎臓、内分泌性など、別の病気や服用した薬によるもの
高血圧の合併症
- 血管の病気(心臓、脳など)
- 腎臓の病気(腎硬化症)
治療方法
- 食事制限
主に塩分制限 - 投薬治療
高血圧のパターン、合併症の有無等により内容は様々です
高血圧の怖い点
- 自覚症状に乏しく、治療が遅れがちである
- 合併症は重篤な場合があり、生命予後に重大な影響を及ぼす場合がある